タイにある難民キャンプを訪ねて⑤-水質検査結果

前のブログ( タイにある難民キャンプを訪ねて④-メーラマルアン難民キャンプ )では、キャンプ内で見て回った中で主に第一貯水タンク、病院側貯水タンク、病院のキッチン、一般住居、学校の5カ所を取り上げた。

その内学校を除く4カ所で採水を行い後日に大腸菌と一般細菌の簡易検査、さらに日本にて鉱物が含まれていないかの検査を行った。

採取した水(第一貯水タンク、病院側貯水タンク、病院キッチン、一般住居)

採取した水(第一貯水タンク、病院側貯水タンク、病院キッチン、一般住居)

検査の様子

検査の様子

  1. 大腸菌検査

  2. 一般細菌検査

  3. 鉱物検査

 

1. 大腸菌検査

日水製薬の大腸菌・大腸菌群数測定用培地を使用。

35℃で24時間培養後コロニーの様子を検査。

左から第一貯水タンク、病院側貯水タンク、病院キッチン、一般住居

大腸菌・大腸菌群検査結果

大腸菌・大腸菌群検査結果

結果はすべての場所で大腸菌・大腸菌群が多数確認できた。

日本の飲料水に関する水質基準では大腸菌は検出されてはいけない。

 

2. 一般細菌検査

日水製薬の一般細菌数測定用培地を使用。

35℃で48時間培養後コロニーの様子を検査。

左から第一貯水タンク、病院側貯水タンク、病院キッチン、一般住居

一般細菌の検査結果

一般細菌の検査結果

結果はすべての場所で一般細菌も多数確認できた。

日本の飲料水に関する水質基準では一般細菌検出は100以下でなければいけない。

 

3. 鉱物検査

日本にて鉱物が含まれていないかの検査を実施。

結果は体に有害な鉱物が含まれている事が判明。

 

検査結果から、難民キャンプがどれだけ厳しい環境であるかが分かる。

例え次亜塩素酸を使用して滅菌したとしても原水に含まれる体に有害な鉱物を取り除かない事には飲み水に適さない。

しかし現状では病人だとしてもそれを使用せざるを得ない。

さらにタイ政府から送電されていない為、自家発電で必要最低限の電力をまかなう事しか出来ず、より安全な浄水施設を稼働させる事は不可能である。

 

 

 

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