タイの水道水-飲める?飲めない?

タイ国内ではどのように浄水が行われているのか。

バンコクやチェンマイやその他の都市部では浄水施設で不純物・菌・ウイルスの除去を行い、各家庭に水道水(ナームプラパー)を供給している。よって飲料用として問題ないとされている。

一方郊外、農村部では各自治体(ムーバーン)で浄水施設や配水塔を所有している事が多い。地下水、河川、池などからの水を自分たちで所有している浄水施設に通し、各家庭に水道水(ナームプラパームーバーン)を供給している。よって浄水施設の規模は都市部に及ばない為飲料用としては問題が残る。

では、タイの水道水―飲める?飲めない?

結論から言うと、飲まない方が良い

飲まない方が良い5つの主な理由。

    1. 滅菌の際に薬品を多く使用

    2. 鉄管の劣化

    3. 漏水率が高い

    4. 浄水施設の設備、メンテナンスの問題

    5. 基準値を超える硬水

1. 滅菌の際に薬品を多く使用

塩素臭い。雨季や洪水の際は特に多くの次亜塩素酸が使用されるため臭いが増す。

2. 鉄管の劣化

配管の更新が追いついておらず、都市部も含め多くの場所で今でも鉄管が使用されている。見た目には分かりにくいが水道水に錆が混入する。

3. 漏水率が高い

配水管の敷設工事が一律で無いうえ、度々大小の突貫工事が行われる為タイは漏水率が高い。よって配水途中での不純物、菌、ウイルス等混入の可能性が高い。

4. 浄水施設の設備、メンテナンスの問題

日本の多くの浄水施設では品質の良い液体次亜塩素酸が滅菌に使用され、24時間監視の定量注入が行われている。更に液体次亜塩素酸は高温に弱く、高温な場所では滅菌能力が低下していきガスが発生する為、貯蔵・使用する部屋はエアコンが設置され室温を一定に保っている。

しかしタイの多くの浄水施設では粉末次亜塩素酸やダイアフラムポンプが使用されている。一般的に粉末次亜塩素酸を水に溶かし滅菌に使用するが、濃度を一定にするのが難しい。また高温多湿な気候の為、滅菌能力が低下していきガスが発生しやすい。加えてダイアフラムポンプは膜式の為ガスに弱く、液体次亜塩素酸から発生したガスが膜の間に留まると液体次亜塩素酸を汲み上げる事が出来なくなる(ガスロック現象)。更に多くの郊外浄水施設の機器は定期的なメンテナンスが行われていない。

膜式の薬液注入機器

5. 基準値を超える硬水

水道水に基準値をはるかに超えるカルシウムが含まれている。その為、良くシャワーヘッドや手動ウォシュレットのヘッド部分に白い固形物が付き穴をふさいでしまう。更に洗面所、シャワールームのタイルが白く曇ってくる。

検査結果 (Total Hardness)

検査結果 (Total Hardness) @ バンコク、タイ

目詰まり(シャワーヘッド)

目詰まり(シャワーヘッド)@ タイ

目詰まり(ウォシュレット)

目詰まり(ウォシュレット)@ タイ

 

ゆえにタイの水はなるべく飲まないようにしたい。

飲み水以外でも、お皿や食材を洗う時もフィルターを通した水を使うことをお勧めする。

タイの水道水-家庭用フィルターのメリット・デメリット に続く。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です